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2008.03.23 |
世間では今や「新東京タワー」の話題なのに、やっぱりやっぱりぼくはリリー・フランキーのこの名作をハゲシクいつまでもヒトサマにおすすめしたいと思ってる。
2006年の「全国書店員が選んだ いちばん売りたい本 本屋大賞」を受賞してしまっている。そりゃ、そうだろう。
名プロデューサーの久世光彦氏が「これはひらかなで書かれた聖書である。」と帯に寄せているが、まさに母親と息子の聖なる物語りなのである。
「娘がファザコンだというのはカッコイイ父親像を受け入れて親子の微笑ましささえ覚えるのだが、なんでマザコンの息子にはみんな世間はヒイてしまうのだろうか。
少なからず、女性の母親への嫉妬心があるとしか思えない」とリリー・フランキーは語っていた。躊躇させるほどに強い母親への愛情が満ち溢れている。

読み終わってひとしきり涙してしまった後に、
本の裏表紙の東京タワーの写真の意味を理解して
またまた涙が溢れて仕方なかったのだな。
いつも大感動ウルトラ名作映画を観ても、感動してないとめちゃくちゃ言われるアタシが、号泣。
映画は本が先行したせいか迫力なしね。
著者自身が、書きながら辛くて仕方なかったと告白する文章は、全編母に対するオマージュに溢れている。
彼がタイトルをつけて執筆が終わるまでに3年だか4年だかかかってる。その間に同名のベストセラーが現れて大いにあわてたらしいが、初志貫徹で最初の構想どおりのタイトルにしたそうだ。
たとえ(他の同名作品と)間違って買ったとしても、間違いなく止まらなく読み進んでいくことは必死の名著である。
迷わず読まれよ。

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