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2010.03.02 |
佐藤優の本を読んだことがあるだろうか。
まだなら是非ともお奨めしたい。
もともとは、彼の「国家の罠」という本をコーフンしながら読んだのが始まりだ。
佐藤優とは、ロシア外交でやり玉に挙げられ、起訴内容が二転三転して無理やり東京地検が「国策」ありきで立件し、新聞紙上を賑やかせた外務省の重要人物だ。
要するに、鈴木宗男を国策で挙げるために取調べをしたのだが、なかなか認めないので何ヶ月も拘束されることとなった。
その捜査と取調べがいかに厳しく、まず犯罪有りきで策を弄してまで彼に罪を認めさせようか、という緊迫した内容が克明に書かれている。
また、「びびり」と「裏切り」の外務省幹部の名前が実名で明かされているのも、すごいもんだ。

東京地検の暴走するエゲツなさは、この本を読めばよくわかる。こんな組織が国の権力の中枢にいるのかと思うと空恐ろしい。
さてさて、「野蛮人のテーブルマナー」である。
彼は外務省に勤務して、ロシアなどで現地とのパイプ役を務めてきたのだが、これは実は「諜報活動」であることもしばしばだったとか書いておる。
「落したい」相手はには値札がついているから、それ相当の扱いをしないとこちらの方には落ちてこない。攻め方を間違えるな、ということだ。仕事でも私生活でも、ということだ。
野蛮人には、野蛮人なりのテーブルマナーが国際社会の裏では存在するのだ。それをインテリジェンスと呼ぶらしい。ワシらも粗雑な人間なりに、男としてのテーブルマナーを心得ないといけないのだ。
ロシア、アメリカ、北朝鮮への対応の仕方も、彼の豊富な情報量と経験からかなり具体的にその戦略を披露しているのが面白い。特に、お得意のロシア情報。プーチンの表に出てこない性格や経歴は、ワシらにとっても新鮮な情報がたくさんある。
こうやって読んでいると、なんだか日本の戦略のなさと情報の取り方・活用の仕方は、すごく心もとないなのだ。また、こんな自虐的、マゾヒズムいっぱいの本を読んでぐったりするワシもワシだ。
まぁ、あんまり国の心配をしたくない人は読まなくてよろしい。
落したい相手(どんな人よね)をどう攻略したらいいかと考えている人は、読んでもよろしい。
検察のひどさを知りたい人は、「国家の罠」を読んでもよろしい。
なにをエラソーに。
日本の秘密ちょいアホ工作員が、決死の潜入撮影をした、韓国のドーナツ屋さんのかわいい女の子。(阿呆らし)

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